知っておきたいヴィンテージインテリアのまとめ

A.Imamura A.Imamura
Table, Coco Steel Coco Steel Modern Dining Room
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年代ものという意味のある「ヴィンテージ」。そこには味があるとか、粋という価値ある言葉がふさわしいです。また、デザイン愛好者が好む歴史的に有名なデザインヴィンテージインテリアも素敵です。今回は、あまり知られていない60年代にデザインされたポーランドデザインを代表するヴィンテージ椅子を中心にご紹介しながら、それらにあうテーブルやインテリアデザインをまとめて見ていきましょう。

Armchair 366

Armchair 366は、ジョセフ・ヒエロフスキーゴによって1962年にデザインされました。ポーランドで最も有名な椅子の一つです。この椅子は、20年以上にわたり製造され、万人に愛されてきました。この伝説のヴィンテージインテリア・Armchair 366は、現在は、366 conceptによって独占的ライセンスの下で生産されています。ヴィンテージインテリア・Armchair 366の最大の利点は、それが小さなマンションや商業施設に完璧にフィットするコンパクトなサイズです。 軽量と快適さと優れたデザインが長年の人気の秘訣と言えるでしょう。

レトロインテリアに馴染むArmchair 366

ヴィンテージインテリア・Armchair 366の最大の利点、コンパクトなサイズ。そして、温かみのある木製のフレームと木材の中に隠されたシートを固定するネジがレトロな印象を与えながらもミニマルに仕上がっています。こちらはポーランドTOTU PRACOWNIAが販売するヴィンテージインテリア・Armchair 366の一つ。このように、モノクロの格子形クッションを選ぶことで、日本のレトロで小さな昭和初期の家具にもフィットします。カラーのバリエーションも豊富なので、自分のインテリアに合うヴィンテージインテリア・Armchair 366を選べるのも嬉しいですね。

モダンインテリアに置くArmchair 366

ヴィンテージインテリア・Armchair 366はモダンインテリアにを温かくまとめ統一感をもたらします。おススメは、ヴィンテージの北欧家具との組み合わせ。北欧家具らしい、チーク材を使用したとてもスタイリッシュでオシャレなデザインや中に浮いたようにつけられた引き出し、手の込んだ丸い取っ手、またすっきりと伸びたテーブル脚などが美しいデンマーク製家具などはヴィンテージインテリア・Armchair 366との相性が非常によく、部屋にあるだけでおしゃれに演出してくれます。

Armchair 366にあう家具

同じくヴィンテージインテリアとしてArmchair 366に合う、こちらはカイ・クリスチャンセンがデザインした勉強机。デンマークの家具デザイナー、カイ・クリスチャンセンのデザインは、デンマークミッドセンチュリー家具の代表ともいえます。彼は机、テーブル、サイドボード、椅子、キャビネット、テレビスタンドなどをデザインし、主にチークやローズウッドで家具を手がけました。実用的でスタンダードな美しさを持つ家具を生み出した彼の作品の1つにFM棚システム(ウォールユニット、1968年)があります。

Armchair RM58

RM58 classic, VZOR VZOR Modern Living Room Sofas & armchairs

ローマ・モゼレフスキは1912年のリトアニア生まれ。彼のイニシャルから由来するRM58は、その製造に使用されるポリエステルやガラス積層素材で、初期のポーランドのデザイン技術の中でも、最も技術革新の椅子の一つとして考えられています。シートの有機的な形状と素材の滑らかさはミニマルでありながらどこかユーモアを演出します。最も古いRM58(ホワイト)の一つは、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館によってパーマネントコレクションとして所蔵され、展覧会「冷戦モダン:デザイン1945年-1970年」でも展示されていました。こちらポーランドのVZORでは、このRM58がリバイバルされ販売されています。ヴィンテージインテリアとしてRM58のコレクションをまとめてみたい人におススメのウェブサイトです。

Armchair RM58 にあう家具

ポリエステルやガラス積層素材で作られたヴィンテージインテリア・RM58に合うのは、やはり同様にガラス素材を用いたモダンなテーブルデザインではないでしょうか。こちらはフランスのデザインナーCOCO STEELが手がけるテーブル。ガラステーブルの下を支える滑らかに湾曲した足は、インダストリアルな雰囲気でありながらもRM58同様どこかユーモアを感じさせます。色のバリエーションもホワイト×ブラック、ブラック×イエロー、ブラック×レッドと三種類展開され、インテリアに合う色を選べるのも嬉しいですね。ヴィンテージインテリアのデザイナーものと現代の若手のデザイナー家具を合わせてみるのも粋ではないでしょうか。

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