リビングは毎日くつろぐ場所として活躍するスペース。深いリラックスのために、いろんな工夫を取り込みたいものです。元々人間も自然の一部。だから、ナチュラルテイストをプラスした空間では、多くの人がリラックスしていると感じる事ができるそうです。リビングにナチュラルテイストを盛り込んでみませんか?インテリアのスタイルとしてだけでなく、ちょっとした工夫で自然をプラスできるんです。
ナチュラルスタイルのリビング、最初にご紹介するこちらは、わずか16坪の平屋のなかにあります。天井が高く、木を多用した空間では、まるで森の中にいるかのような印象を持たれるかもしれませんね。壁面にはいろんな種類の色鮮やかな木材がパッチワークのように組み合わされていて、その不規則性が遊び心を感じさせます。コンパクトな造りながらも、木や置かれた観葉植物で心和む空間となっていますね。
ナチュラルテイストは、必ずしもナチュラルインテリアの中にあるものではありません。例えばこちらのお宅では、壁面や天井をマンションのコンクリート構造をそのまま利用したような、一見クールに見られがちな空間。そこに、ラタンのハンギングチェアや木製の家具、観葉植物の鉢植えや活けた木の枝が自然らしいテイストをプラスしています。東京の建築家・Tato Designの手によるマンションのリフォーム物件です。
都市部の住宅地では、インテリアや小物などで自然を演出することによってナチュラルさをプラスしていくことが必須となりますが、逆に自然の中に建つお宅ならば、その周囲の環境を内に取り込まない手はありませんよね。こちらは軽井沢に建つ別荘のリビングダイニング。眼前に広がる森の美しさを、一面ガラス張りとすることによって、屋内へと取り込んでいます。窓を開けると、心地よい風と優しい葉音に心が和みそうですね。
観葉植物をリビングに取り入れると、優しくも暖かな印象の空間になります。とはいえ、大きな鉢植えがおしゃれだから、とオリーブやモンステラのような植物を置くと、かなり移動が大変だったり場所を取りすぎてしまったりと、例えば女性の一人暮らしであるならば、意外に問題がでてきたりするもの。シンプルでミニマルだけれど、植物でおしゃれに見せたいのであれば、蔓性の植物なんかいかがでしょうか?高い所において葉を垂らすと、それだけでぐっとおしゃれ度がアップするはずです。
家を新築したりリノベーションしたりするのであれば、空間を構成する素材感に気を付けてカスタマイズしていくのもいいですね。こちらのリビングでは、家具と建具を同じ色合いの素材で揃えることによって、統一感のあるあたたかなインテリアを実現しています。アクセントとして植物を置いたり、黒いメタルをプラスしたりすることにより、どこかヨーロピアンなテイストを感じられて、スタイリッシュな内装に仕上がります。