インテリアのスタイルによって、家での過ごし方は変わってくるもの。ご自宅の新築やリノベーションをお考えなのであれば、内装のアレンジや大々的な模様替えにトライしてみるチャンスです。スタイルによっても雰囲気は大きく変化します。自分の求めるインテリアを目指していきたいですね。今回はいろんなスタイルの家をご紹介していきます。求める方向性や、ちょっとしたアイデアのためのヒントにしてみてください。
家のインテリアを一から作ろうとすると、やはりイメージする形やデザインに相当なこだわりが必要になります。どんなスタイルにしたいか、どんな風に過ごしたいか、またはどんな素材や色を使いたいかというポイントだけでもはっきりとしていると、専門家にもお任せしやすく、また望む形に沿ったマイホームが実現できるはず。例えばこちらのお宅を手がけた新潟の建築家・dwarfは、アメリカンスタイルや北欧スタイルを多く提案しています。完成物件をチェックして専門家を決めると、イメージに沿った家づくりができそうですね。
新築やリノベーションであっても、多くの場合で既存の家具や小物を使ってインテリアのコーディネートをされるのではないでしょうか。例えばお気に入りのラグや旅先で見つけたタペストリーなどを、リビングのポイントとして取り入れたい、と思われることもあるでしょう。こちらのお宅では、ウッディテイストを利かせたニュートラルな空間に、キリムなどの印象的な色合のテキスタイルを取り入れることにより、エスニックな雰囲気をプラスしています。こだわりが感じられますね。
近年よく目にする中古マンションのリノベーション物件。新築よりもお手頃価格で、内装も構造の制限があるとはいえ、好みのスタイルにカスタマイズする楽しみがあるというのが、大きな魅力でしょう。こちらのお宅では、建物の素地であるコンクリートの構造を見せつつ、インテリアのスタイルとして活用しています。ダークカラーでコーディネートした室内は、とてもクール。しかしながら、床やプライベートスペースを区切る壁などに木をふんだんに取り入れることにより、どこか温かみのあるものになっています。
Photo: 繁田諭 Satoshi Shigeta
限りなく装飾性を省き、限りなく機能的に、と考えられて発展してきたモダニズム建築。それゆえに、時が経っても古さを感じることがなく普遍的な美を体現しています。こちらはガラスを多用したモダンな建物。家具にも白とメタル、ガラスを取り入れることによって、近未来的な雰囲気すら感じられます。屋外に広がる自然が、唯一インテリアを彩る要素として建物に有機的なあたたかさを感じさせてくれています。
奇抜さや特別なものよりも、日常的でナチュラルなインテリアの方が落ち着く、という方もいらっしゃるでしょう。そういう方には、北欧風のインテリアがおすすめです。賃貸物件などでは壁紙に白が取り入れられていることも多いため、こちらのお宅のように、ラグや家具、クッションカバーなどにアクセントカラーや、アイキャッチャー的な柄を取り入れることで、明るさやキュートさをプラスすることが可能になります。
【北欧風スタイルについては、こちらの記事でも紹介しています】