日本古来の建具のデザインである格子。格子の組み方により印象は多様に変化します。格子があることでデザイン性だけでなく、日よけやプライバシーの確保など機能面でも様々なメリットが生まれます。今回は外観に格子が使用された素敵な住宅を五軒ご紹介いたします。
愛媛県で活躍するM4アーキヴィジョンが手がけたのは、全長25mもあるブルーの外壁と木製の格子が美しいこちらの和モダンな二世帯住宅です。一見平屋のように見えますが内部はロフトも設置された開放的な作りです。外壁と建物の間にはウッドデッキも設けられ、プライバシーが確保された明るく快適な空間が実現しています。
大阪で活躍する藤本高志建築設計事務所が手がけた2世帯の長屋です。周辺の長屋と雰囲気を合わせるため、ダーク系のサイディングで構成されています。バルコニー部分には木製の格子が設置され、周囲の視線に気にすることなくくつろげるスペースが生まれています。
横浜で活躍する藤井伸介建築設計室が手がけたのは、ガレージと玄関部分に設けられた格子と黒いガルバリウム鋼板の外壁がシックな印象のこちらの住まいです。屋根には開口部の枠である木製部分が見えており、正面の格子と色合いがマッチしていますね。デザインだけでなく自然エネルギーを取り入れることにもこだわって建てられた住宅です。
【格子については、こちらの記事でも紹介しています】
※ 格子で落ち着きと安心感のある住まいに!そのデザインがもたらすメリットとは?
愛知県で活躍するH建築スタジオが手がけたのは、近所に古い和風の家がわずかに残っており、その和風のイメージを壊さず、和風過ぎないモダンなデザインにすることにこだわって建てられた住まいです。二階に設置された木の縦格子は道路からの目線を遮ると同時に、和のイメージを演出する役割を果たしています。
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