年齢別の子供部屋インテリアは?

A.Imamura A.Imamura
三角テラスの家, H建築スタジオ H建築スタジオ Nursery/kid’s room
Loading admin actions …

年齢によって子供部屋のインテリアや気を付けたいポイントが変わってきます。自分の身の回りのことをやる機会や好奇心を育てたり、学習意欲を促すきっかけにもなります。遊びや勉強のための心地よい空間を是非、確保してあげましょう。今回は、年齢別の子供部屋インテリアのポイントをご紹介していきます。

年齢と子供部屋の安全性

年齢に合わせた子供部屋のインテリアは、特に発育速度の速い新生児期から乳児期の子供の安全性に大切です。新生児期の赤ちゃんは、一日中家の中にいて布団の上で過ごします。また、室内環境に不快さを感じても、泣いて訴えることしかできません。湿度や温度にも気を配りながら、またベビーベットは強い直射日光が直に当たらない場所に配置しましょう。お父さんやお母さんとの距離が近いリビングの隣などに配置しても良いでしょう。

こちらでは併せて「子供部屋のかわいいコーディネート」を紹介しています。

クレジット: allnatura

年齢と子供部屋の整理整頓し易さ

年齢と子供部屋の片付けのし易さは、自主性を育てしつけに効果的と言われています。幼児期は、まだまだ親と一緒に過す時間が長い時期ですが、早めに部屋を用意してあげてもよいでしょう。特に気を付けたいのは、安全性に加え、整理整頓のし易いように整えてあげましょう。例えば、子どもの手が届く場所に棚やボックスを用意し、簡単におもちゃを入れられるようにする等といった工夫が大切です。物の定位置を決めておき、上手にできたら褒めてあげるようにしましょう。

年齢の違う兄妹の子供部屋

年齢の異なる兄妹がいる場合は、子供部屋にもプライバシーが必要です。例えば、自主的に活動する小学生と幼稚園児では、発達の段階も異なります。例えば、こちらはARAKAWA ARCHITECTS & ASSOCIATESが手がける室内。小さな子が喜ぶロフトベットの下には、三人の兄妹の性格にあわせたカラーとインテリアが用意されています。兄妹仲良く過ごしながら、自分らしい時間と空間がもてるレイアウトをつくってあげてはいかがでしょうか?

好奇心旺盛な時期には?

小さな子は、好奇心旺盛でたくさん体を動かした時期があります。何かに夢中になる機会が多いと好奇心旺盛に育つといわれており、好奇心は脳を活性化させ、何歳になっても脳の成長を促します。例えば、こちらはボルタリングを壁に設けた室内。雨の日でも元気に体を動かせる空間があるのは楽しいものですね。ボルタリングは場所を取らず、壁の強度と床の安全性を整えてあげるだけで遊びやすいので最適ではないでしょうか?

勉強に集中できる環境づくり

小学生でも高学年になると、やはり勉強するスペースが大切になります。集中して宿題や勉強に取り組めるような環境をつくってあげることで学習意欲や勉強する習慣が身に付きます。例えば、限られた部屋の広さでも便利な2Way家具はいかがでしょうか?こちらは日中はデスクとして、夜は机を折りたためばベットを引き出すことのできる省スペースな家具です。寝ながら本を読むといったことも防げるので、メリハリのある生活習慣をつけるのにも役立ちます。

完全に孤立しない環境も大切

まだまだ家族との距離が近い方がよい子供の時期、プライバシーを保つ部屋の用意も大切ですが、家族のいるリビングから完全に孤立しない環境づくりも重要です。例えば、勉強机をリビングの様子がみえる場所に設ける、または部屋にいても家族の声が聞こえる場所にあると良いですね。こちらは、2階にお子さんのためのロフト付きスペースを設け、吹き抜けに面した場所に長いデスクが配置された家です。家族との距離が近いことでより安心感が生まれます。

写真撮影:藤原慎太郎・室喜夫

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine