それぞれの部屋に適したフローリングの種類は?

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22 Fotos de Apartamento eclético em Setúbal, T2 Arquitectura & Interiores T2 Arquitectura & Interiores Eclectic style bedroom
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壁の次に室内で大きな面積を占めるのが床。機能と目的の異なるそれぞれの部屋ではフローリング材も変えるのが正解です。オープンプランの住宅でも、エリアによってフローリングの種類を変えれば仕切りが無くてもゾーニングが叶いますよ。

正しい床材を見つける簡単ガイド

部屋ごとに正しいフローリングの材料を見つけるには、その部屋で行う動作や状況を想像すると分かります。料理をするキッチンは食品や油による汚れが付きやすいので、それらに強く掃除がしやすいもの、しかも傷が目立たないものならさらに良し。小さな子供が使う部屋は温かみがあり、柔らかさや優しさを感じさせるもの。心と体を解放してリラックスしたい浴室は、疲れや現実を忘れさせてくれる雰囲気を作るもの… というように。

玄関

玄関ホールは住み手はもちろんゲストが一番最初に訪れる場所です。明るく清潔できちんとした印象を作るのにおすすめなのが石材です。石材なら毎日の水まきと掃除が可能で、外から持ち込んだ砂利や小さなゴミを洗い流し、常に清潔さを保つことができます。風水によれば玄関のきれいさは運気アップにもつながるとか… 。石材の種類によって伝統的な日本家屋にもヨーロッパ風住宅にも合い、ぴかぴかに磨かれた石材の床の美しさは家の品格すら感じさせるような美的パワーを持っています。

キッチン

食べ物や油などで汚れやすいキッチンの床はタイルがおすすめです。熱や汚れに強く、傷が目立たないので掃除も思い切り力を込めて行えます。素焼きのタイルは素朴でナチュラルな雰囲気がどんなスタイルにも合います。特に家庭的なカントリースタイルのキッチンにおすすめ。インダストリアルスタイルが好きな方にはコンクリートやセメントの床がおすすめです。ニューヨークのロフトのような飾らないのにクールな雰囲気を作ることができます!

リビングルーム

リビングルームには多くの人が木材のフローリングを選ぶことでしょう。もちろんおすすめも木材。しかし木の種類によって部屋の印象が変化するということまでこだわっていますか?例えばウォールナットやチークなどの硬度が高く深い色味を持つ木材は、落ち着きのある大人の雰囲気でモダンな空間を作り、メープルやパインは明るくナチュラルで健康的な印象、ヒノキは和風の家にもよく合います。大きく分けると広葉樹林は重く硬度や強度が高いので傷が付きにくく、針葉樹林は柔らかく優しい肌触りですが傷が付きやすいという側面があります。

寝室

もしあなたが騒音が気になるタイプなら、寝室の床はカーペットがおすすめです。カーペットは音を吸収する効果があるので、木材や石材よりも部屋の静かさを保つことができます。さらにスリッパやルームシューズ無しでも足元がいつも暖かく、雰囲気も家庭的な温もりを演出することができます。全体にカーペットを敷くのが嫌ならベッドを中心とした範囲に大きめのラグを敷くのも良いでしょう。

浴室

日本においては浴室の床材にはタイルが多く使用されていますが、特別なムードのある浴室を作りたいのなら石材がおすすめです。デザイン次第で伝統的な旅館の露天風呂のような、重厚かつ特別な趣のある浴室を作ることができるので、疲れや現実を忘れさせよりリラックスできるバスタイムとなります。こちらはT2・アーキテクトデザイン一級建築士事務所による伝統と高級感を感じさせる浴室です。他にもベージュやクリーム色など明るい色味の石材を使用すれば、陽気かつ活気のある南国リゾート風の浴室にすることもできますよ!

子供部屋

M's HOUSE, dwarf dwarf Nursery/kid’s room

子供達にはできるだけ天然素材に触れて育って欲しい、と願う人も少なくないはずです。子供部屋の床材におすすめなのは天然木のフローリングです。オークなどの色が濃く硬い木材よりも、パインなどの白に近い明るい色味で柔らさのある木材がおすすめ。足元がまだおぼつかない幼少期には、転倒時に怪我をしないようにフローリングの上に柔らかいラグやマットを敷くとさらに安全です。

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