カーペットの掃除ってどうしよう?

Aya F. Aya F.
KOTESASHI HOUSE (小手指の家), TATO DESIGN:タトデザイン株式会社 TATO DESIGN:タトデザイン株式会社 Living room Wood Wood effect
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カーペットは、秋の気配がするとお部屋に欲しくなるもの。床に直に座らずとも、ソファに座ったときの足元が暖かいとほっとしますよね。長く使っていると汚れてくるものですが、掃除の正しい方法、効果的な方法ってご存知ですか?種類によってもお手入れ方法は変わってきます。今回はカーペットの掃除方法について考えていきます。小さなお子さんやペットのいるご家庭でも、清潔で安心して過ごせる部屋にしましょう。

カーペットの掃除法は?

カーペットの掃除方法といっても、毛足の長さや素材によっても異なるもの。まずは素材をチェックすることから始めましょう。掃除機をかけるだけ、お掃除ロボットにお願いするだけ、という方もいらっしゃると思いますが、本当にそれできれいになっていますか?カーペットはその材質ゆえに埃をため込みやすいのです。また、繊維構造が複雑なので、掃除機を一往復させただけでは十分ではありません。

洗えるものは洗おう

K's HOUSE, dwarf dwarf Living room

綿などの素材でできたものであれば、洗えるものもあります。表面についたほこりをはたいて、洗濯機に放り込むだけという手軽なものもありますが、手洗い可、というものも。天然素材のものでは、色落ちがしやすいため、自宅では洗えませんが、化学繊維のものであれば洗えるものが多いようです。洗濯機に入らないサイズのものは、浴槽に入れて、よく溶かした洗剤の入ったぬるま湯の中で、足踏みして汚れを落とします。洗剤がなくなるまですすぎ、柔軟剤を入れて少し置いてから水気を切り、陰干ししましょう。

掃除機をかける

日常的に行うカーペットのクリーニング方法としては、やはり掃除機が一番ポピュラーでしょう。起毛した繊維の奥にまで入り込んだ埃をしっかり吸い取るためには、一方向だけでなく、縦横、十字方向にかけます。また、吸い込みの強さは「強」で、ヘッドを動かす速度はゆっくりと、力を入れすぎないようにします。

こちらのお宅は宮崎の建築家・石躍健志建築設計事務所の手がけたもの。シンプルでミニマルな内装ですが、フローリングをヘリンボーン柄にしているため、さりげなく動きが感じれて素敵ですね。

小技や小道具を使おう

掃除機ではうまく吸い取れない埃やゴミ、髪の毛などをしっかりと除去したい場合には、いろいろなトリックを使っていきましょう。例えば使い捨てのゴム手袋。手にはめてカーペットを撫でていくだけで、埃が驚くほど手袋に吸い付いてきます。しっかり絡めとったら、手袋は捨てましょう。たわしを使って埃などを浮かせる方法もありますが、素材によっては毛が抜けてしまうことも。粘着テープのコロコロも、同様の理由であまりお勧めではありません。

毛足の長いものは気を付けて

毛足の長いカーペットは、肌触りがよくてゆったりとくつろぎたいリビングにはうれしい存在ではありますが、やはり埃や髪の毛、ペットの毛なども絡めとりやすいところが難点です。毛足の長いラグでは、ロボット掃除機は上手に動いてくれないこともあるため、機械に任せたいという方は、こうしたタイプのラグは避けた方がよいかもしれません。洗うのもより大変。匂いが気になる場合には、重曹を溶かした水をスプレーし、硬く絞った布でふき取るとよいそうです。

クリーニングに出す?

しみがついたり汚れが目立ってきたりしたカーペットは、しっかりと洗いたいものですが、サイズが大きいものや高級素材のものは、自分で手入れをするには限度がありますよね。そうした場合に考えたいのがクリーニングに出すこと。素材や大きさによってクリーニング代金は変わってくるため、前もって調べておきたいですね。一番安くても一畳あたり1000円くらいはするそうで、ペルシャじゅうたんや中国緞通などでは一畳あたり4000円以上ということもあるのだとか。大切な敷物であれば、やはり専門家の手に委ねたいものですが、キチンと見極めて決めていきたいですね。

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