安らぎと美しさを与えてくれる水槽レイアウト

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Aquarium in the city, Aquarium Architecture Aquarium Architecture Living room
Loading admin actions …

水族館に行くと子供心をくすぐるワクワク感もありますが、一方でその神秘的な雰囲気に気持ちがリラックスしてきます。自宅に帰ってもその楽しさや安らぎを味わえるように、部屋の中に水槽を置いてみてはどうでしょうか。最近では、インテリアとしておしゃれに水槽を設置している方も増えていて、すでに家にあるという方も多いと思います。そこで今回は熱帯魚にもやさしい、おしゃれな水槽レイアウトを紹介していきます。

シンプルに見せる

熱帯魚を水槽で飼育するとなると、やはりヒーターや照明など色々な器具が必要となりますが、きれいに水槽や魚たちを見せたい時はそれらのコードなどは邪魔になります。その一番スマートに見せられる方法の1つが水槽を壁にはめ込むようなレイアウトです。こちらの水槽は、その周りを木の枠で囲んでいて、まるで1枚の絵画のようにおしゃれに飾り置かれています。水槽の向こう側にはキッチンがあり、そちらからは反対側の景色を見ることができて、2つの水槽があるようで楽しみも倍増です。

置き場所

熱帯魚を飼い始める時に、最も重要となるのが水槽をどこに置くかということです。できれば部屋の雰囲気作りに一番いい場所に置いておきたいですよね。一般的には壁の前に水槽を置いて片側だけから熱帯魚たちを眺めると思いますが、こちらの水槽はなんと階段の上に配置されています。実は反対側にはリビングとダイニングがあり、両側から魚たちを眺められる水槽レイアウトとなっています。

形とサイズ

水槽の素材にはガラスとアクリルがあります。ガラスは傷が付きにくく小さい水槽ではガラスの方が値段はお得ですが、物をぶつけてしまうと割れる可能性があります。アクリルは丈夫でガラスよりも軽く持ち運びには便利で加工もしやすく形の自由度が高いですが、表面に傷が付きやすいので気を付けなければなりません。こちらのような大きな水槽なら魚たちも居心地がよさそうですし、部屋の雰囲気もリゾート感いっぱいで気持ちを存分に安らげてくれます。

写真:ナカサ&パートナーズ

作業が大変?

もちろん生き物を育てるわけですから、その作業は大変かもしれません。しかし徐々に魚たちに魅了されていき、その作業も厭わなくなるほど愛おしくなるのではないでしょうか。またこちらの水槽レイアウトのように、器具などを隠して水槽のガラス部分だけを見せるような埋め込みタイプの水槽の作業はどうやればいいのかと疑問に思う方もいると思いますが、上の壁が開くようになっていたり裏側が開いていて作業が出来るようになっています。逆にそれがないと、水槽の掃除などとても大変になってしまいます。

予算

よりインテリアとしておしゃれな落ち着いた雰囲気をもたらしてくれやすいのは、大きな水槽や壁に埋め込むタイプの水槽レイアウトですが、それにはやはりよりお金がかかってきます。出来るだけ出費を抑えてながら、それでも小さな水槽をおしゃれに見せたい時は、インテリアのワンポイントとなるような所に置いてみると、水槽を印象的にかわいく見せることが出来きますよ。

観葉植物との組み合わせ

部屋に水槽が欲しい方の中には水草を楽しみたい方もいるのではないでしょうか。水草があるだけで水槽の中の雰囲気はとても良くなりますし、熱帯魚たちにとってもうれしいアイテムでしょう。インテリアとしては、その水草の効果を室内にも取り入れるために、観葉植物を組み合わせてみて下さい。こちらの松島潤平建築設計事務所が手掛けた住まいのリビングは、うまく水槽と観葉植物が調和してインテリアとしてきれいにまとまりをつくっています。剥き出しのコンクリートとの対比がさらに独特のおしゃれなリビングを演出しています。

写真:Kenta Hasegawa

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine