インダストリアル空間リノベーション3選—躯体を生かすインテリア!

K.Matsunaga K.Matsunaga
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コンクリートや鉄、無骨な素材を生かした「インダストリアル」なインテリアは、世界中で人気のスタイルのひとつです。あえて素地やワイルドさを感じる素材をスパイスに加え、カッコ良い味わいを出すことができるインテリア。特にマンションやビルなどは、躯体にもともと持ち合わせているものがあるためリノベーションとも相性が抜群です。今回ご紹介するのはインダストリアルな空間に生まれ変わったリノベーション3選。躯体の持ち味を生かし、大胆にカッコよくなった空間のアイデアを見てみましょう!

1、Before:無個性なマンションの一室

以前は全く特徴の見られない、ごく普通のマンションでした。白と明るいフロアのカラーに、部材が濃いめのブラウンだったため、どこかまとまりのない印象を受けます。ところどころに古い建材や部材が見られ、どこか中途半端さがありました。こちらの物件を.8 / TENHACHIがデザインします。

1、After:アパレルショップのようなカッコよく大胆な空間へ

広い空間を生かし、間仕切りは全て取り払われました。間取りの概念を覆すような、コンクリートの空間の中に箱を配置するようなユニークなスタイルへ。天井はいっぱいにあげられ、大きなオリジナルのアイランドキッチンが存在感を放ちます。バスルームは斜めの板張りがあしらわれた箱の中へ、ショーケースのように収められているのも斬新なアイデアです。木目がワイルドさのある無垢材をふんだんに使い、コンクリートやパイプの無骨さはありながらも、冷たすぎないかっこよさのある大胆な部屋へと生まれ変わりました。本住宅については「スケルトンな空間に入れ子構造で新たな生活スペースを設ける」で詳細をご紹介しています。

2、Before:築約30年の賃貸マンション

傾斜地に建つ、10戸のワンルームを持つ賃貸マンション。半地下にあり、空室が目立っていた部屋がありました。暗く、古びた印象のこちらの部屋は半地下という環境も手伝って、閉塞感も感じます。株式会社SHOEIはこちらの物件を、現状復帰なしの賃貸マンションとしてプロジェクト化します。

2、After:好きな暮らしを楽しめる、セルフDIYOKの賃貸へ

一番人気のなかったこちらの部屋は、ショールームとしてリノベーション。日本の多くの賃貸物件はDIY不可のため、実際にどんな風に手を加え、変化するのかがわからない場合もあるでしょう。モデルとなる例を間近で見ることができれば、アイデアも膨らみやすくなります。躯体を生かしたコンクリートの天井にダクトレールの取り付けをし、ライティングが変わるだけでもぐんと違った印象に。扉にはアイアン塗料を施し、水回りにはタイルをあしらうことでまるで海外インテリアのような見違える空間になりました。本プロジェクトについては「セルフリノベーションOKのプロジェクトマンション」で詳細をご紹介しています。

3、Before:昔ながらのベーシックなマンション

フローリングのLDKに隣り合う、押入れのある和室。襖で仕切るスタイルは一昔前は有効的な間取りとして受け入れられていましたが、中途半端な使い方になったり家具が置きにくかったりという欠点もありました。広くも目新しくない印象の空間を、NUリノベーションが生まれ変わらせます。

3、After:古材を使ったヴィンテージテイストの空間へ

中途半端な間取りは間仕切りを取り払い、広々としたワンフロアへと広げています。古材やヴィンテージテイストの家具が生える、モダンなインテリアに大変身。マンションの躯体であるコンクリートの天井や壁面はインテリアとしても活躍し、ハンモックを吊るしたり、黒板塗料を使って絵を描けるスペースを作ったりと遊び心も詰まっています。家具の配置もゆったりと使い、間仕切りに縛られないカフェのようなインダストリアルインテリアに仕上がりました。本住宅については「古材の生きるヴィンテージテイストリノベーション」で詳細をご紹介しています。

【リノベーションについては、こちらの記事でも紹介しています】

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