子供がいる家族のための素敵なモダンハウス

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Crouch End House, London , Jones Associates Architects Jones Associates Architects Modern Houses
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1930年代の家をリノベーションしたイギリスの建築家によるプロジェクトを紹介します。イギリスにおける1930年代の家といえば暖かいレンガ造りやたくさんの木材、深い色味の配色、エレガントでクラシックなスタイル… しかし間取りは現代生活には適していないものが多く、この家もまた例外ではありませんでした。

住人がこの家を購入したのは1965年です。購入してからもかなりの年月が経過しており、住人はここで大幅なリノベーションを決意。4人の子供がいる大家族が快適に暮らすために改装された新しい内部空間は、モダンに洗練されたデザインと明るく健康的なエネルギーに満ちています。

詳しく見ていきましょう!

庭側外観

まずは外観から。レンガの外壁や勾配屋根など一部にオリジナルの要素を確認できます。一階のテラスと接続されたフラットで大きな開口部や、最上階の印象的な三角形の窓など、新旧がうまくミックスされた魅力的な外観です。

キッチン

室内を見ていきましょう。キッチンは洗練されたラインで構成されたミニマルなデザインです。淡い中間色を中心とした優しくエレガントな雰囲気を黒く太い窓枠がきりりと引き締めて。窓から見える緑の風景がまるで絵画のような美しさです。天井の複数のダウンライトとモダンなペンダントライトがミニマルな空間に輝きを加えています。

ダイニングエリア

ダイニングはブナ材を使った木製テーブル&チェアで構成。シンプルなスタイリングながら上質なデザインの家具によって洗練された品のいい雰囲気となっています。家庭的な温かみと落ち着きを感じさせるこのダイニングでは毎日の食事はもちろん、ゲストをたくさん招いてのセミフォーマルな食事会にも対応可能。視線とオープンスペースが伸びる気持ちのいい室内です。

天窓

1930年代当時は自然光を室内に取り入れることがそこまで重要視されていませんでした。ですのでこの住宅も以前はやや暗い室内だったのですが、今回のリノベーションでスリット状の天窓が造られたことで、真上から自然光が降り注ぐ明るいスペースへと変わりました。タイル敷きのこのスペースは廊下であり、シーティングエリアであり、外部との中間地帯であるというフレキシブルな空間。暗い色のタイルとソフトな色のフローリングが作るコントラストがモダンな雰囲気。

バスルーム

装飾的な床のタイルが印象的なバスルームです!さりげなく窓枠と色を合わせて、オフホワイトで統一したシンプルな空間を豪華&華やかに演出しています。バスルームの装飾方法が分からない… 狭いから装飾は無理… という場合にもこれなら取り入れやすそうですね。壁の上半分をカバーするような大きな鏡はスペースを何倍にも広く見せる効果があります。

階段室

階段室は明るく新しいのにとてもクラシカル!ステンドグラスや絨毯敷きの階段などはまさに伝統的で古典的ですが、手すりの一部をガラスにしたり光を取り入れつつ、明るい色調で統一することでモダンな風も感じる魅力的な空間となっています。

リビングルーム

続いてリビングルームを見てみましょう。リビングルームもシンプルに見えて実は新旧がうまく融合したハイセンスなインテリアです。クラシックなソファにアクリルの透明ローテーブル、カントリーな薪ストーブと現代的な壁掛けテレビ、品のいい木材の床に遊び心のあるコンテンポラリーアートなど… 。全体は中間色で統一された居心地の良い穏やかな雰囲気でリラックスできそう。

屋外娯楽エリア

最後はテラス&庭の様子です。室内からフラットに続いている石材のテラスにはラスティックなテーブル&椅子を置いて。芝生の庭よりもテラスの方がレベルが低いので、オープンなのに囲まれているようなプライベートな居心地の良さを感じることができるスペースです。引き戸のガラス窓を全開にすれば、室内外が段差無くつながった開放的な空間を中にいても外にいても楽しむことができます!

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