成功するオープンプランのキッチン計画!

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homify Modern Kitchen
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現代の住宅では定番となりつつあるオープンプランのキッチン。仕切りがないので空間をより広く感じることができる上、家族とコミュニケーションが取りやすいので、目が離せないお子さんがいる子育て世代に特に人気があります。そんなオープンプランのキッチンを成功させる計画手順を紹介します!

レイアウト

オープンプランのキッチンだからと言って、どこに何を配置しても良いというわけではありません。特にオープンプランで気をつけなければならないのが匂いです。油の匂いや煙は繊維に付着しやすく、リビングエリアのソファやカーテンにまでそれらの匂いが染み付いてしまうことも。アイランドキッチンや対面式キッチンでもコンロは壁際に配置したり、強力な換気扇を設置するなどの対策が必要です。

また、カウンターを上手く組み合わせると、ダイニングテーブルを使うまでもない軽食時や、夫婦二人だけでしっとりお酒を飲みたい時など、バーのようにも使用できるので便利です。

色調を決める

特に広さが十分でない住宅にオープンプランのキッチンを計画する場合、光が拡散して実際よりもスペースを広く見せてくれる白や明るいパステルカラー、または中間色がおすすめです。全体を白でまとめるのはつまらないという場合は、例えば照明やカウンターチェアの座面、キッチンの壁の一部にビビッドな差し色を使用すると、メリハリのあるおしゃれな空間になります。こちらはイギリスのキッチン製造会社Pyramによるデザイン。

床材を決める

床材はダイニング&リビングと共通したものでも良いですし、様々な食材や油で汚れやすいキッチンエリアの床のみ、タイルなど他のエリアとは異なる床材を設置しても良いでしょう。そうすることで仕切りのないオープンプランでも緩やかなゾーニングとなりますし、傷を気にせず思い切り掃除することもできます。

照明を決める

快適で安全な調理のために適切な照明を選びましょう。それは手元がきちんと明るく照らされること。自分の手や頭で手元が影になる、なんてことは問題外です。刃物や高温になる油やお湯を使用するキッチンでは大怪我にもつながりかねません。仕切りのないオープンプランだからといってエリア全体をひとつの照明で済まそうとせずに、作業台には特に明るい手元専用の照明を設置して下さい。

十分な収納を設置する

オープンプランのキッチンはその広々とした開放的な空間が大きな魅力です。しかしそれはどのエリアからもキッチンが見えているということ。特に生活用品が溢れやすいキッチンでそれらがむき出しになっていると、室内空間すべてが乱雑に散らかっている印象になってしまいます。ですのでオープンプランのキッチンを計画する際は、十分な収納スペースが取れるかを考慮して下さい。すべてがビルトインされた壁面収納なら大容量の収納力かつ、いつでも扉を閉めるだけですっきりとした見た目を作ることができるのでおすすめです。

本当に必要なものだけを残す

作品, ono ono Modern Kitchen

もうひとつ大切なのが、本当に必要なものだけを残すという心がけです。いくら大容量の収納があっても、収納できる容量には限度があります。余裕があるからといって余計なものまで買ったり不要品まで保存しておけば、すぐに収納し切れないものが外へ溢れ出てくるでしょう。装飾に関しても同じです。オープンプランのキッチンでは他のエリアとの統一感を大切に、もともと使うものの多いキッチンは装飾品は控えめにした方が良いバランスを保つことができます。

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