ゆったりした憩いの場!中庭のある家

Aya F. Aya F.
HOUSE IN HAMAMATSU, 窪江建築設計事務所 窪江建築設計事務所 Asian style garden
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中庭は、家の敷地内にある憩いの場。造りは様々ですが、木があったり芝が敷かれていたり、外の空気を感じられたりと、中と外とをつなぐような役割を果たしてくれます。たいていプライバシーの保たれた空間なので、住む人に家に居ながらにして緑を愛でたりしてくつろげます。今回は、いろいろなタイプの中庭のある家をご紹介します。意外にも多種多様なスタイルや用途を持った庭たちに、皆さんも驚かれるのではないでしょうか?では早速見ていきましょう。

テラスとつながるプライベート空間としての中庭のある家

中庭のある家と聞くと、なんだか優雅なイメージが湧くかもしれません。確かに、ゆったりとしたスペースの庭付きの家はとても気持ちよさそうです。こちらは、道路に面した壁と住宅、ガレージとで囲む庭をもったお宅です。玄関が二重構造になっており、一つ目のドアを開けるとお庭が広がっている仕組み。芝があり、庭木があって、そこにつながるウッドデッキは屋根付きなので、天候に左右されることなくいろいろな用途に使えそうです。子供の遊び場としても安心ですね。

庭の中に暮らす家?!

緑に囲まれて暮らせると、心も安らぎますよね。でも都会ではそういうわけにもいきません。こちらは東京の建築家・石井秀樹建築設計事務所の手による東村山の家。住宅地なので、外からのプライバシーを確保しつつも、ご夫婦と愛犬の暮らす住宅ということで、中の空間はオープンなデザインとなっています。80坪の敷地内には三つの雑木林の中庭が配されており、季節や時間の移り変わりによって変化する自然の表情が楽しめる仕組み。住宅地とは思えないほどの開放感と、まるで庭の中に住んでいるかのような感覚にさせてくれる構造に驚かされます。

Photo: K. Torimura

中と外の中間

中なのか外なのか、一見するとよくわからないのがこちらの中庭。広々としたLDKスペースとフラットにつながるこちらの写真の右側の吹き抜け空間は、屋根がついているため屋内のようですが、右端の格子戸は、引き戸となっているため、開け放つことが可能!格子戸により、閉めているとプライバシーも確保できますが、季節の良いときや大勢の人が集まったりする場合に開け放つと、気持ちのよい開放感が!ウィンターガーデンっぽくも使えて、オールシーズン楽しめそうですね。

明かり取りの空間として

鳳の家 House in Otori, arbol arbol Modern Garden

といっても、そこに出たり座ったりすることのない造りのものもあります。こちらのお宅は、家の外壁に外向きの窓を作らない代わりに、採光のためにパティオを二つ、作りつけています。サイズもコンパクトなので、ちょっとした植木を配するくらいで、その場でくつろいだりできるわけではなさそうですが、この空間ゆえに、どの部屋にも気持ちがいいほど光が注ぎ込んでくれます。外からのプライバシーも確保された窓には、カーテンも特に必要なさそうですね。

小ぢんまりした庭でくつろぐ

海外の住宅地などでは、通りに面してびっしりと建ち並んでいる住宅でも、住人がくつろげるような中庭スペースがとられていることがほとんど。内向きの空間は、外の喧騒をシャットアウトしてくれるため、驚くほど静かにくつろげたりします。こちらの中庭は、パリの中心地に建つ建物の属するもの。らせん階段があり、植物が建物に沿って育ち、とてものどかで気持ちの良さそうな空間です。お天気の良い日には、バカンス気分でこんなテラスでゆったり過ごせたら、それだけで日頃の疲れも吹き飛びそうですね。

中庭のような居間?居間のような中庭?

最後にご紹介するこちらは、不思議な空間を持つお宅です。吹き抜け空間の真ん中には大きな木が生えています。天窓があり、ソファがあり、とても開放的なリビングです。隣り合う部屋には扉もないため、あちこちで過ごす家族の気配が間近に感じられる仕組みとなっています。木が生えているから中庭のようですが、中庭のようなリビング、ともいえますよね。外と内との概念を兼ね備えた不思議で居心地の良さそうなお宅です。

【中庭については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 中庭の上手な使い方まとめ集 

※ 知っておきたい中庭の6つのポイント!

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