カウンターキッチンは、ダイニングやリビングを向きながら台所で作業ができるので、家族と会話を楽しめたり、またLDKの空間を広く開放的にもしてくれるため、最近では最も人気の高いキッチンタイプの1つとなっています。しかし、そのキッチン台は台所空間と生活空間の間にあり、また物を置きやすいため、すぐに物で一杯になり散らかりがちです。そこで今回は、そんなカウンターキッチンをよりすっきりおしゃれにするアイデアを紹介したいと思います。
カウンターキッチンは便利で色々な物を置きやすいことから、気付くとキッチン台の上が物で一杯ということになりがちです。対面式キッチンは、キッチンにあるものがダイニングやリビングから見えてしまうことから、キッチン台が雑然としていると生活空間全体が散らかった印象になってしまいます。そんな時でも、置いている物を一カ所に集めて置いておくと意外とまとまってすっきりとした印象に変わります。かごやお椀などをキッチン台に置いておいて、その中に物を集めると楽にまとめられます。
キッチン台の反対側に椅子を置くことでキッチンカウンターをテーブルとして使うことができ、ダイニングテーブルを省いてスペースを広く使うこともできます。また、カウンターキッチンと椅子のセットは、カフェのバーカウンターのようなおしゃれな雰囲気を生み出してくれます。住まいのインテリアの中心ともなるカウンターキッチンだからこそ、その雰囲気作りもよく考えていきましょう。
対面式のキッチンタイプは、リビングやダイニングからキッチンに置いている物や収納が丸見えになることから、キッチン収納がそのインテリアに大きく影響します。収納棚に扉のある一般的なすっきりとした収納方法も1つの方法ですが、こちらのADS一級建築士事務所が手掛けた住まいのキッチンのように、調味料や調理道具などをあえて見せて、おしゃれに収納することもカウンターキッチンでは効果的です。
キッチンカウンターの下にマガジンラックを設けることも、対面キッチンをスッキリとおしゃれにする1つのアイデアです。そこにレシピ本を置いておけば、わざわざ料理をしながら本棚まで取りに行く必要もなくなりますし、新聞や雑誌などをそこに収めておくことで、リビングのテーブル周りもスッキリと整えることができるでしょう。おしゃれな本棚については、「デザイン性も重視した本の収納って?」も参考にしてみて下さい。
写真:スタイル工房_stylekoubou
対面キッチンは、ダイニングに対してオープンになっていることから、カウンター台とダイニングテーブルをつなげて、キッチンとダイニングをより一体的にすることもできます。それにより、家族とのコミュニケーションがより図りやすくなったり、配膳・下膳もより楽になるだけでなく、ダイニングのスペースもコンパクトになり、生活空間をより広々と使うことができます。
リビングやダイニングと同じ空間にあり、そこから丸見えになる対面キッチンでは、台所の壁もリビングと同じようにおしゃれに飾っていくことも忘れずに行っていきましょう。それぞれのキッチンのスタイルに合わせて、自分らしいデコレーションで楽しく飾っていきましょう。季節に合わせたデザインを取り入れると、一気におしゃれな雰囲気もでて、住まいの中心をきれいに彩ってくれます。
【キッチンについては、こちらの記事でも紹介しています】
※ キッチンを使いやすくするために押さえておきたい6つのこと
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