個性を兼ね備えたシンプルな家5軒

アトリエ24一級建築士事務所が手がけたのは、とてもシンプルなファサードを持つ住宅。ファサードだけをみれば、ミニマルで無駄を徹底的に省いた家のように思えるでしょう。ですが、家の中に入れば、その印象を覆されることになるでしょう。家の中には広々とした中庭が広がっています。その中庭からの光や風が取り込めるように大開口を設けたリビングルームがあります。このような中庭とリビングルームを合わせると、その広さは５５畳になります。だからこそ、家の中に入れば、その開放的でゆったりとした空間に驚くはず。このような本住宅については「広さは55畳！LDKと中庭を一体化させた住空間」で詳細を紹介しています。

半谷彰英建築設計事務所が手がけたのはコンクリートの家。外壁に載るような形となった灰色のコンクリートの巨大な箱が目を引き付けるでしょう。シンプルなデザインの家ですが、そのデザインに飽きることはありません。巨大な箱のように見えるコンクリートには秘密が隠されています。それはコンクリートの風合い。巨大な箱状のコンクリートは小さなブロックから構成されているように見えます。その一個一個に木の木目が写されているのです。そのためコンクリートであっても冷たい印象を感じさせることはありません。そしてコンクリートと木の風合いを共に楽しむことができるのです。このような個性的な本住宅については「柔らかなコンクリート建築「Tender-concrete」」で紹介しています。

吉田夏雄建築設計事務所が手がけたのは、無駄のないデザインが気持ちの良いミニマルな住宅です。本住宅の外観で大きな特徴となるのは飛び出すような形で取り付けられている開口部。それは光を取り入れて家の中を明るく心地良い空間に演出してくれます。家の中には吹き抜けが広がり、そんな光を家全体に広げてくれるでしょう。そんな家の中には階層が半階ずつずらされた空間が広がっています。そのため吹き抜けを含めて高さの異なる空間が生み出され、個性豊かな空間になっているのです。このような本住宅については「個性を持った空間の集合体」で詳細を紹介しています。

アトリエハコ建築設計事務所が手がけたのはシンプルなファサードの住宅。通り側には窓が無く、玄関部分以外に特徴となるものを見つけることができません。そのため徹底的に無駄な装飾を抑えたシンプルな家に見えるでしょう。ですが、建物を回り込んでみると、そこに見えるのは大小様々な形の窓。それはリズミカルに配置されており、シンプルな家に個性を生み出しています。家の中にはそんな窓からの光が様々な角度で差し込み、印象的な住空間を演出しています。このような本住宅については「抜ける風が気持ちいい！繋がりのある住空間」で詳細を紹介しています。

風景のある家.LLCが手がけたのは、とてもシンプルな住宅。ファサードを見ると、山の形の切妻屋根以外に大きな特徴をも見つけることはできないでしょう。そんな家の横に回ると、見えるのは延々と伸びる家の外壁。間口は僅か4.5メートルですが、家の奥行きはなんと24メートルもあります。一見すると小さな家に見えますが、実際は細長く伸びる個性的な家となっているのです。ただ個性的個性的でなく、家の中には中庭が広がり、外の視線を気にせずに新鮮な空気や明るい太陽の光を楽しむことができます。このような本住宅については「新しい風景を作りだす魅力的かつ挑戦的な家」で詳細を紹介しています。